CALATI / MEASUREMENT INSIGHTS

革の厚さが0.3 mm違う理由:測定器と測定方法の確認

実際の報告事例では、革の厚さは0.80 mmとされていましたが、別の測定では約1.10 mmでした。0.30 mmの差は製品ロットの商業価値に影響する可能性があります。革そのものを問題視する前に、測定器と手順を確認する必要があります。

0.80 mm申告された厚さ
1.10 mm報告された測定値
+0.30 mm差

0.30 mmの差がロットの価値を左右することがあります

申告値0.80 mmに対して37.5%の差です。ただし、数値が異なるだけではどちらが正しいか確定できません。革の同等の位置を、同じ条件で測る必要があります。

Calati純正のフォーク型厚さ計を見る

以下は200、300、450 mmのCalatiフォーク型厚さ計です。画像をクリックすると拡大できます。

Calati original fork gauges 200 300 450 mm
Calati純正フォーク型厚さ計(200 / 300 / 450 mm)。クリックして拡大できます。

実例:測定値の比較写真

Supplier versus Calati comparison measurement photographs
左は供給者が使用した測定器、右は比較した測定器です。測定条件が同一であることを確認してから数値を比較します。

Daneseの確認:供給者の測定器はCalati純正品ではありませんでした

報告を受け、Daneseは供給者の測定器の写真をCalati純正器と比較しました。フォーク枠の鋳物形状と細部構造に相違が確認され、ダイヤルが似ていても供給者の測定器はCalati製の純正品ではないと判断しました。写真では相違箇所を緑と赤で示しています。

Structural casting differences highlighted red green
フォーク枠の鋳物形状の比較。緑色・赤色の印はDaneseが確認した構造上の相違点です。

この確認は製品の出所に関するものであり、0.30 mmの差がすべて非純正品に起因すると証明するものではありません。原因の特定には、同じ試料位置と条件による比較試験が必要です。

ゼロ点の確認

測定器を床に対して垂直に持ち上げ、台などに接触させないでください。レバーを最後まで開き、試料を入れずに1〜2回自然に閉じてゼロ点を確認します。

正しい測定手順

接触子を十分に開いて革を挟み、レバーを押したり支えたりせず自然に下ろします。指針が安定してから読み取り、できるだけ測定器を傾けないでください。

純正品かどうかの確認

似た表示盤やロゴだけでは純正品とは判断できません。この事例ではフォーク枠の鋳造形状が異なっていました。外観が似ていても構造、測定力、許容差が同じとは限りません。

正確な測定は売り手と買い手双方を守ります

ロットを問題視する前に、機器の出所、測定方法、適用される仕様を確認してください。測定器のわずかな購入費の節約が、大きな損失につながる場合があります。